塾と家庭教師を掛け持ちした先生の教える国語テク

小学生のときから算数、国語、理科の3科目を塾に通いながら、勉強をし、私学への中学校受験を経験。

大学生になってから、個別指導と家庭教師を掛け持ちし、中学生を主に担当する受験対策の先生を3年ほどしてきました。

教える立場でもは国語は難しい

小さいころからよく本を読んでいたこともあり、国語の成績は一番良かったですし、自分としても国語の勉強をすることは好きでした。
漢字を含めて、詩や物語の問題、平均してクラスでも高い成績だったと思います。

ただし、塾または家庭教師として国語を苦手な子に教えることは想像以上に難しいものでした。
特に感想文等は生徒の感受性を刺激してあげる必要があり、決まった解説もない為、長い時間をかけて取り組んだことを今でも覚えています。

また、国語の中でも勉強するのも教えるのも苦手だったのが古文です。
塾講師の時代では古文の内容に関しては、一度一から自分で復習をしてから授業をもたないとしっかりと教えることができませんでした。

段落の構成を意識して読む

国語をするにあたって、まず必要な事項は読解力と表現力だと考えています。

まず、読むのが苦手な子、集中力がもたず読んでいても言葉が頭の中に入ってこない子に関しては論理的に文章の構成を説明してあげる必要があります。
まず、文章を全部読まなくとも何を述べている文章なのかをすぐに判断するには初めのサマリーが重要だということ。
鉛筆で線を引いて、読み漏れがないように工夫しました。

そして、もう1つは最後の段落です。
文章の結論といえる部分であり、作者の本当に伝えたいことが込められている部分でもあります。

この2段落を徹底的に理解してもらうことで問題を解くスピードと正確さは格段に違いました。
また、段落に番号をふることもとっても簡単で、且つ質問がどの文章を述べているのかすぐに判断できる点から回答のスピードを上げる手助けになります。

表現力は常に、作者の気持ちになって文章を読むことです。
そうすることで自分自身の個性を出しすぎず且つ、回答に近い回答を記述することができるようになります。

自分の受験のエピソード

国語では長文読解が3問、それに加えて詩と漢字、ことわざの質問がでました。
1時間しか時間がない中で、まず時間をかけずにできる漢字、ことわざ、詩を先に終わらしてから読解に移りました。

物語文と説明文がでましたが、基本的に説明文は文構成が物語文よりもはっきりしているため、先に取り組み一番時間のかかる物語文を残りの時間で終わらせる作戦をとりました。

漢字やことわざ知ってるか知らないかで決まるため、数分で終わらし、すぐに文章読解に進みました。
はじめと終わりの段落を先に読み、何を述べている文章化のあらすじをすぐに理解した上で、問題を読みました。

問題の中にはもちろん、文章の中版の段落を読み込まないと判断できないものもいくつかあるため、そこに重点的に時間をかける、また抜き出しの問題は優先して、回答していくことで時間の使い方が効率化され、結果的に満点ではなかったもののかなり高得点を取ることができました。

他の国語の苦手な友達はやはり、時間がないことに困っていたことを覚えています。

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