受験に失敗するもスタートをきれた

大学に進みたいと思い島外の高校受験を考えたなっちゃんさん。
現在は母親として子供の教育を考える立場ですが、当時のエピソードを伺いました。

受験勉強等で苦労したのは離島というハンデ

離島出身の為、大学進学を視野に入れて考えると、高校から県内トップの進学校に進む選択肢しか頭にありませんでした。
親元を離れる不安はありましたが、当時予備校もなく、地元の高校からの大学進学は目指せるところが限られていた気がしたからです。

当時は成績もトップクラスでしたが、所詮小さな離島での話。
模試などを受けてみればわかりますが、上には上がいます。

周りが自分よりできる人に囲まれて勉強したい、切磋琢磨したいという意識が強く、中学1年生から受験のことばかり考えていました。
当時そのようなタイプの学生はあまりいなかったので先生方も扱いにくかったと思いますが、自分の夢を叶える為、学校でも授業と関係のない受験勉強ばかりしていました。

受験勉強等で苦労したのは離島というハンデ

20年以上前の話なので、離島というハンデが非常に大きかったです。
塾はありましたが、欲しい参考書はすぐには手に入らない状況でした。
書店で配本リストのようなものを手に入れ、郵送で届けてもらっていました。

塾の学習内容も、思うようなレベルでなかったため、夏休みは県内で単身赴任している父の元へ行き、夏期講習に1ヶ月通いました。
そこには同じ受験先を志す生徒が通っており、レベルが高く大変ためになりました。

父の単身赴任先から通っていたので、ちょっとした家事などはやることになりましたが、母と離れてくらす大変さもこの時知ることができました。
とにかく勉強に身を入れるために、やることを決め、徹底的にルーティンの毎日を送りました。

まさかの不合格

不合格でした。
というのも、極度に緊張してしまったのが原因です。

事前の模試でも問題なく合格判定だったのですが、受験の時隣だったのが、夏期講習時に一緒だった非常に優秀な生徒でした。
苦手な数学の時、スラスラ問題を解いていく姿に圧倒され、頭が真っ白になったことをよく覚えています。

テスト開始数分経過で、もう不合格だな…となんとなく感じました。
不合格だったことは、私以上に親や先生方が驚いており、正直それの方が辛かったです。

受験生へメッセージ

当時は、この世の終わりかというほど落ち込みました。

結局地元の普通高校に通うことになり、自暴自棄になっていましたが、半年ほとたったある日「あの高校からでもなかなか行けない大学に合格してやろうじゃないか!」という野望が湧いてきました。
そのおかげで、見事難関私大に合格。
人生終わりと思っていた不合格は、実はスタートだったようです。

どのような結果であれ、全部、経験です。
後からわかることではあるのですが…。
とにかく大切なのは何でも「自分で決める」ことです。
それなら、合否どちらでも必ず納得できる日が来ますよ!

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